介護は突然やってくる【5】
面談予定の前日11/13(日)に帰省。夕方に到着し妹(+姪)を誘ってご飯に出掛けた。
まだ何も進んでないけど、取り敢えず今後の事をほぼ希望的観測で相談。退院したら先ず施設の契約して~、警察と事故の実況見分やって~、介護ベッド見に行って~・・とか段取りだけ。
食後解散して実家に帰ると私一人。誰も居ない実家ってTVの音が有ってもメチャクチャ寂しい。
兄が亡くなってから何年もの間、母はここに一人で暮らしてたんだなぁ…と仏壇を見ながら少し申し訳無く感じた。
…と、浸っている場合じゃない。帰省している間に調べなきゃいけない事が有る。
請求しないと貰えない保険関係の書類の場所、大凡どこに有るか知ってはいたけど何の保険が有るかは把握していなかったから。
生命保険・医療保険・傷害保険・共済 etc. 引き出しの中に纏まっていたけど 古いのも不要なのもそのまま山になっていた。
捨ててしまうと問題が有った時に(無いだろうけど)困るかなぁ~と、そのまま会社別に時系列で並べて束にした。
作業中に問題を発見。保険の受取人である私や妹の生年月日が10年若い。^^;…保険会社に連絡しなきゃ。
色々探っていたら時間も過ぎて夜中の2時、いい加減寝ないとヤバい。もう目が開けていられない。(-_-;)
11/14、11時半に病院3Fのエレベーター前に調査員さんと待ち合わせ。ん?この方かなぁ?とそれっぽい女性に声を掛けたらそうだった。
調査員(以下:調)「認定調査センターの◇◇です。本日は遠路有難うございます」
私「○○の娘です。本日は宜しくお願い致します」 そう軽く挨拶を交わして面談室へ。
調「では、ご本人と担当の看護師さんを呼んで参りますので、ちょっとここでお待ち下さいね」
私「はい」 …数分待つと、快活そうな担当看護師さんに介助されながら母が部屋に入って来た。
私「久しぶり~元気だった?」
母「ん~、まだ痛いけどゆっくり養生してるよ~」 少しの会話後、調査員さんの言葉で始まった。
調「こんにちは~。昨日はよく眠れましたか~?先ず、お名前教えて下さい。お住まいはどちらですか?お電話番号は?」
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介護保険の認定調査は合計74項目で身体状況をチェックされ、聞き取り調査の項目は大きく分けて5項目(+1)。
- 身体機能・起居動作
- 生活機能
- 認知機能
- 精神・行動障害
- 社会生活への適用
- その他
調査員の方の質問に対して母が答え、追加情報が有れば担当看護師さんが話す。「食事は今 全粥と刻みですね~」とか「トイレ後はズボンを上げたりの介助が必要ですね~」みたいに。
介護度を上げて使えるサービスを増やすため(母にお願いして)ボケた振り…とかも考えたけど、なんかそういう不正は嫌だな と思って言わなかった。きっと母も嫌だと思うし。(← 勿論ダメです。)
というか、入院時からの様子を見ている看護師さんが一緒に居るので、作った所で今更ムリ。(^_^;)
要介護認定調査については下記が分かり易いのでご参考に

要介護認定とは?介護保険の認定調査を受ける際のポイント
介護保険制度では、要介護(常に介護を必要とする状態)や要支援(日常生活支...
「認定調査」にはこの他「主治医意見書」が必要。これは市区町村が主治医に依頼するので、申請段階で申請者が主治医意見書を扱うことは無いとの事。故に、この度は病院(&調査員さん)にお願いしたためこちらで何かする必要は無し。
調査は所要時間30分超位で終わった。
私「これからお昼ご飯かな?ちょっと遅れてごめんね~。何か有ったら連絡してね~」
母「う~ん、またね~」と言って右手を出したので握手。^^;
私「(看護師さんと調査員さんに)宜しくお願い致します m(__)m」
調「現在、申請も調査も込み合ってるので結果が出るのが遅くなると思いますが、申請日に遡って適用されるのでご安心下さい」
私「はい、分かりました。(調査員さんに)宜しくお願い致します m(__)m」
12:15頃、認定調査が終わった。
次は退院後の話で医療相談員さんと13時に面談予定。ご飯食べに行くのもアレだから、取り敢えずお茶だけ買って飲んで待っていよう。
12:55、待合スペースで待っていると ナースセンターに医療相談員を訪ねてきた女性がいた。
私「ん?13時からは私が面談の予約なんだけど…?」
13:00、相談員の方とその女性が一緒にやって来て
相「お待たせしました。こちらへどうぞ~」と言って面談室へ通された。
相「え~○○さん、早速 お母さまの退院後のお話なんですが…ショートステイ先や小多機(しょうたき・小規模多機能型居宅介護の略)をあちこち当たってみたんですけど、どこも空きが無い状態なんですよ。で、お願いできそうな所をひとつご紹介したいと思いまして…」
小多機(以下:小)「(事業所名の入った名刺を出しながら)介護支援専門員の△△と言います。□□さんからお話を頂いて、お手伝い出来る事が有ればと思い伺いました」
私「はい、宜しくお願い致します m(__)m」
私「(姉妹が現状では同居できない旨を説明し)母が退院後に独居になってしまうのが心配なので、姉妹のどちらかが看れるようになるまでお願いしたいのですが…」
相「△△さん、肩の骨折は入院期間は多分長く無いので、要介護度が出る前に退院という事になると思います」
小「退院日が分かれば、その日に入所予約が入れられるんですけど、いつぐらいになりますか?」
相「では、先生にどれくらいになるか訊いてみます。○○さん、『(事業所名)』を利用するという事で構いませんか?」
私「正直 何度も来るのも大変だし探す時間も無いですし、空きも無いという事なので…そちらにお願いしても良いですか?」
相「分かりました。では私は退院予定日を先生に訊いてみますので、△△さんはその辺りの空き日を連絡頂けますか?」
小「はい。調べて□□さんに連絡しますね」
私「え~っと、その間 私はどうしていたら良いですか?」
相「こちらからの連絡をお待ち下さい」
かなり端折っているけど、大体こんな感じで話が済んだ。お願いしたのは【小規模多機能型居宅介護】。
その日の夜、妹(+姪)に今日の話を報告するため落ち合って夕飯を食べた。施設の薄いパンフレットと料金表を一緒に見ながら
私「相談無く決めちゃったけど、ここで良いよね?(^^;)」
妹「まぁ、ず~っと居る訳じゃ無いし私らも探す時間無いし…ここで良いと思うよ (^-^)」
私「後は連絡が来るのを待つだけか」
妹「退院いつ位だろう?今月いっぱい居られるかなぁ?」
私「それは無理っぽいよ。大体 術後2~3週間で退院らしいし」
妹「そっかぁ~、病院が一番安心なんだけどねぇ」
・・・
翌15日、栃木に帰った。
次は退院の日が決まってからの帰省になる。全てが上手く丸く纏まると良いな。
(現在進行中なので)この話はもうちょっと続きます。
自分の備忘用なため、コメント欄は話を書き終わるまで閉じておきます。m(__)m
この話は「介護は突然やってくる 【4】」の続きです。脈絡を知りたい方は前の記事からお読み下さい。m(__)m